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Text File  |  1994-06-01  |  6KB  |  156 lines

  1.  
  2.     ================================================================  
  3.  
  4.  
  5.            やっぱり図があったほうが分かりやすいよ
  6.  
  7.              「 講 座 野 郎 」 V1.0
  8.  
  9.                           (C) 1994 TOOLS
  10.  
  11.     ================================================================
  12.  
  13.   1. はじめに
  14.  
  15.       このツールは、その名の通り、「講座」を実現する為のものです。
  16.      サークルやネット上では、いろんな「講座」が開かれ、初心者の理解
  17.      に役立っています。しかし、文章だけで理解できるでしょうか。雑誌
  18.      などにある「講座」は、図があるので、たいへん分かりやすいもので
  19.      す。表はテキストで表現できたとしても、図はちょっと難しいですね。
  20.      地図や特殊記号、図面やグラフはグラフィックとして別に見るしかあ
  21.      りませんね。
  22.       テキスト見ながら、図が見れたらどんなに理解が進むだろうと思い
  23.      ませんか。このツールはそんな願いをかなえようというものです。
  24.       もちろん普通のテキストも表示できますが、こちらは機能的に貧弱
  25.      なので、HONESEN 氏作メジャーツール「J-Type」をご使用ください。
  26.      なお、ユーザーのみなさんの受ける違和感を極力なくすため、配色は
  27.      J-Typeとほぼ同じにしたつもりです。
  28.  
  29.   2. 起動方法
  30.  
  31.       パラメータには、表示対象となるテキストファイルを指定してくだ
  32.      さい。同時表示するTIFF形式のファイルはカレントディレクトリにな
  33.      いといけません。
  34.       アイテム登録する際には、「ディレクトリ移動する」を忘れずに。
  35.  
  36.       このツールには、サンプルデータが付いておりますので、アイテム
  37.      登録時にパラメータとして、SAMPLE.gtxと入力して、起動してみてく
  38.      ださい。
  39.  
  40.       RUN386 KOUZA SAMPLE.GTX 
  41.  
  42.      という具合に、コンソール上から実行する方法もあります。
  43.  
  44.   3. 操作方法
  45.  
  46.       HONESEN 氏の「J-Type」に慣れていらっしゃるみなさんには、変則
  47.      的な操作で申し訳ないのですが、テキストのスクロールは、マウスの
  48.      上下操作のみで、左ボタンを押す必要はありません。
  49.       グラフィック表示は、左クリックで、ON-OFFができます。
  50.       右クリックすると、講座目次に戻ります。この目次がでた状態で、
  51.      さらに右クリックすると、終了となります。
  52.  
  53.       なお、普通のテキストを表示している場合は、何かボタンを押した
  54.      だけで終了となります。
  55.  
  56.   4. 講座野郎用のファイルの作り方
  57.  
  58.       この「講座野郎」を利用していっちょやったろか、という方は、以
  59.      下の手順で講座用データを作ります。
  60.  
  61.       講座の文章を普通のテキストファイルに普通に書く。
  62.  
  63.         ↓
  64.  
  65.       「講座野郎」で文章と同時に表示させたい図を16色のペイントツー
  66.      ルで描いて作る。この際、圧縮TIFF形式で保存してもよい。
  67.  
  68.         ↓
  69.  
  70.       さきほど書き上げた、講座用の文章のテキストファイルの一番最後
  71.      に、講座用の情報を指定の書式で書きたす。
  72.  
  73.   5. 講座用情報の書式
  74.  
  75.       下に挙げる例のように、「講座野郎」用のデータを、普通のテキス
  76.      トファイルに書きたします。
  77.  
  78.                    ・
  79.                    ・
  80.                    ・
  81.  
  82.                  講座用の文章
  83.  
  84.                    ・
  85.                    ・
  86.  
  87.         #DATA_START
  88.             main
  89.             {
  90.                 name = "C言語講座 第1回" ;
  91.             }
  92.  
  93.             page : 0
  94.             {
  95.                 start = 1 ;
  96.                 end = 11 ;
  97.                 name = "創刊号" ;
  98.                 tif : 0 = "tools.tif", 200, 200 ;
  99.                 tif : 1 = "tools.tif", 400, 400 ;
  100.             }
  101.  
  102.             page : 1
  103.             {
  104.                 start = 70 ;
  105.                 end = 107 ;
  106.                 name = "無圧縮の第2号" ;
  107.                 tif : 0 = "key1.tif", 100, 100 ;
  108.             }
  109.         #DATA_END
  110.  
  111.       このように、#DATA_START から#DATA_END までが、講座用のデータ
  112.      として処理されます。
  113.       mainの{ } 内には、タイトル文字を定義します。nameの後に、オー
  114.      プニング時に表示してほしいタイトルを書きます。
  115.       page : nの{ } 内には、各ページのデータを定義しておきます。ま
  116.      ず、page :の後にページ番号(0から14まで)を書きます。
  117.       start のあとには、そのページの開始行を指定します。1行から始
  118.      まって最終行までの数字が有効です。
  119.       end の後にはそのページの最後の行を指定します。
  120.       nameのあとには、目次表示の際の名前を書いてください。
  121.       tif : の後には、そのページで表示する図の番号(0から9)を指
  122.      定します。つまり、それぞれのページには、最大10枚のTIF が表示
  123.      可能です。(ただし、メモリが少ないと10枚も表示できません)
  124.       続けて、図の名前を入れます。拡張子.tifは必ず書いてください。
  125.      圧縮形式のTIF でもかまいませんが、16色のTIF を指定してください。
  126.       さらに、その図を表示する位置を指定します。図の表示場所の、左
  127.      上の角の座標を書いてください。X 座標, Y 座標の順で指定します。
  128.      座標系は、画面の左上がX=0, Y=0で、右下がX=639, Y=479です。
  129.       この講座用データの部分にある、半角の空白、タブ、改行等は無視
  130.      して読み込まれます。
  131.  
  132.       講座用のデータを記述したファイルは、.docでもよいのですが、区
  133.      別したい場合は、.gtx(Graphical TeXt?!)を使って下さいね。
  134.  
  135.   6. 技術的なこと
  136.  
  137.       スクロール部の処理に関してはずいぶん考えさせられました。見え
  138.      ないところでの処理だけに一時は、挫折さえしたものでした。ずいぶ
  139.      んC 言語やアセンブラの勉強にもなりましたし、これからも、いろん
  140.      なツールを作っていきたいと思います。
  141.  
  142.   7. 謝辞
  143.  
  144.       本プログラムでは、MIYAZAKI師匠作のDSPSTR.asmを使用させていた
  145.      だきました。たいへん価値のあるプログラムを公開してくださった、
  146.      諸氏に感謝いたします。
  147.  
  148.   8. 最後に
  149.  
  150.       このプログラムを使用しての感想、ご意見、ご要望、苦情などあり
  151.      ましたらNifty-Serve ID: PEB03015 ごんざまでお願いします。みな
  152.      さまのご意見をもとに、今後バージョンアップを重ねたいと考えてお
  153.      ります。
  154.  
  155.                          ごんざ(TOOLS 会長)
  156.